2011年05月12日
甑列島会議

台風1号が発生。
熱帯低気圧に変わったものの天気は優れず、さつまいもの植え付けが一向にはかどらない。
雨がよく降るので、田圃の稲たちが元気いっぱいになってきて嬉しいんだけれど、雑草たちも元気で、残念だ(笑)畑のロロン(かぼちゃ)たちもすくすく成長している。早いところ枝を切らなきゃいけないな。
そんな感じで、毎日のあれこれが進んでいるんだけれど、どうしても人手が足りない。
誰かを雇いたいところだけれど、そうもいかない現実で、あいかわらず腰も痛い。
ここで折れたら鼻で笑われるんだろうななんて考えながら、頭の中はもう次のやるべきシゴトを考えている。誰かの声に、いちいち腹を立てているほど暇じゃない。
そんな風にして?良くも悪くも季節は巡っていく。所詮、僕は灰になる。あんたらも然り。
どうせ、生きるのなら愉しく、誰かの為に生き、愛するひとたちのために死んでいきたいものだ。
どちらにせよ、同じ人生だー
過去を振り返り、「もし」って言葉はひとまず忘れてみようと思う。
それは、過去の自分に対して失礼だと思うから。
あの時、必死になって生きていた自分に。そして、支えてくれた仲間に。
最良の選択をした。
そう、信じなければならないのだ。
精確には、そう信じたいのだ。これまで生きてきた責任がある。だから、今は黙ってやれ、だ。
甑列島会議では、なにも生まないかもしれない。
でも、なにか生まれるかもしれない。それは、分からない。会議の最後に残るものが、一体なんなのか、正直言って僕には分からない。ただ、ひとつ云えること。それは、分からないからやるということだ。わかるまで、命ある限り続けていきたい。
そして、さらに大切なことは、これまでもずっと自分以外の誰かが続けてきたということだ。
アートとか、観光とか、農業とか、地域デザインとか、
客寄せのイベントがしたいんじゃない。
誇りをもって、地域に生きる、そしてほんのちょっと誰かの幸せを考えるって
いうような、とても小さくて大きなこと。すごく大切なこと。
列島のすべての有人島は、あと数年もすれば橋でひとつにつながるんだけれど、
それを「ひとつ」になったというならば、僕は完成した橋の真ん中から飛び降りて死んでもいい。
それくらい本気になって列島全体を考えるひとがいてもいいと僕は思う。もしくは、今ある組織に
外部の視点を持ったよそものをいれてそういうものにシフトしてもいい。
結局は、自分のこと、自分のコミュニティを考えないことには、他人のまちなど考えられない。
いや、まてよ・・・いまある組織同士が、となりまちを訪問して「外部の視点」として意見してもらうというのはどうだろうか。
同じ「甑島」を共有している仲間として。
互いに成長し合い、こしきがひとつになるために。
なんて、ブログの記事をつらつらと書きながらひとり会議になってしまう。いや、独り言か(笑)
今回、Vol.1〜Vol.5までゲスト多数。下甑島でも開催(規模は小さいけれど)します。
この会議続けていったら絶対面白くなる気がする。
***
ジェフリー・S・アイリッシュ 氏(ノンフィクションライター・民俗学研究者)
米国生まれ。清水建設退職後、下甑島で3年間漁師。
ハーバード大学院修士課程・京都大学留学を経て南九州市川辺町の土喰集落に移住。
山崎亮 氏(studio-L/主宰)
京都造形芸術大学空間演出デザイン学科の学科長。
隠岐島海士町の総合振興計画(島の幸福論)や天文館マルヤガーデンズなどに関わる。
イサモトアツコ 氏(離島経済新聞社/代表)
編集、ライター、イラストレーターなど経て、
島をキーワードに日本を考えるWEBメディアを立ち上げる。
Tenbiz(任意団体)
鹿児島で活躍する社会人や学生が個々人の得意分野を互いに共有し、
各人のスキルや能力を高めることを目的とした学びのコミュ二ティ。
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詳細は、別途アップします。
尚、画像に記載されている日程は現在、調整中のものです。
あしからず。
Posted by ヤマシタケンタ at 15:24│Comments(0)
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