CHARITY NAE +

ヤマシタケンタ

2011年06月17日 13:32



東北地方太平洋沖地震が発生してから早いもので約3ヶ月が過ぎた。

あの一瞬の出来事が、多くのものを失い、多くの命をも奪った。

遠く離れた東北地方へ

日本の片隅の小さな離島から想いを寄せる。

生き残った僕らに遺されたものは、何であるのか。

何も出来ない自問自答の日々。

日本の何かが大きく変わりつつある今、

僕にも、ひとりの日本人として何かのアクションが必要だった。

そして、幸運にもそれらを共にする仲間たちが

この島にいてくれた。



5月のゴールデンウィーク期間中に始まったチャリティー企画、カフェ。

そして、チャリティーライブ。

場所は、7年ほど前に惜しまれながら閉店した、お食事処「キャビン」

大雨の中にも関わらず、一日だけのオープンに

沢山の方々が駆けつけてくれました。本当にありがとうございました。

20万円近い寄付金・義援金も集まったけれど、

東北地方の復興支援を思うと、心が痛む。

これは、自分だけの自己満足なんじゃないかって、

時折不安にもなる。



現地に行き、何かチカラになりたいという気持ちも在るけれど

本当は、現実をみるのが恐くて行きたくないとも思ってしまう。

僕のすべても同じように失ってしまうんじゃないかって。

そんな弱気で、小さなチカラしか持ち得ない僕らに出来たことは

今、自分の周りにあるものを輝かせていくこと

悲しむよりも笑顔の時間をつくることなんじゃないかって。

カフェもライブもすべては、そういう時間に繋がっていたと思う。

深い悲しみを共有できたからこそ、本当の笑顔を僕はみた気がする。

笑顔って、深い悲しみや苦しみが一緒に在るから

とっても美しいんだと思う。

じいちゃんやばあちゃんたちの笑顔をみていてそう思った。

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